タナゴ浮きを販売したいと思うようになり、
販売に向けて色々と試行錯誤しているのですが、
折角なので皆様にも情報を共有させていただこうと思います。

 

●芯出し治具を買ってみた

6mmと8mmの丸棒材に使える、
“ウキセンター出し治具”を購入してみました。

お値段は、¥2300円と結構高価な商品です。

使用感はというと、正直微妙…。
結局のところ材料のばらつきもあるわけで、
これだけで綺麗に芯が出せるというものでもないです。

どちらかというと、大失敗を防止するための道具かなと思います。

 

●セルロースセメントを買ってみた

これまでは、瞬間接着剤を染み込ませて強度を持たせていましたが、
瞬間接着剤では膜圧が不均一になってしまい、
不恰好な浮きになってしまいます。

自分で使う分には全く問題ないのですが、
販売するには忍びない…。

ということで、しっかりとした綺麗な下地づくりを目指して
“セルロースセメント”を購入してみました。

そして、早速使ってみると…
雨天で湿度が高かったようで、白濁してしまいました。

湿度計を見ると、湿度60%
その後、湿度55%になってから試しましたが、やっぱり白濁
湿度50%が微妙なラインかなという感じでした。

湿度45%前後で5回ほどコーティングしたものが上の画像の状態です。
良い感じにカチカチになりました。
というわけで、湿度は45%程度を目安に作業するのが良いと思います!

 

●新しい塗料を買ってみた

“サンコー商会 下地用塗料”
“ターナー アクリルガッシュ 蛍光カラー”を購入しました。


ターナー蛍光アクリルガッシュは発色が良く、
さらに水性で扱いも簡単なのはGOOD!

ただ、塗りムラが出来やすい印象でそこはちょっと残念。

下地用塗料のほうはというと、
セルロースセメントにドブ漬けしたところ、
クラックというかシワというかが発生して、
ご覧のようにボコボコになってしまいました。

セルロースセメントと下地塗料の相性がイマイチなようです。

そこで、“MC蛍光塗料のホワイト”を下地用塗料として使用して、
“トップコート”で色留めする作戦
をとりました。

そして、“MC蛍光塗料”“アクリルガッシュ”で塗装して、
それを“スーパーウレロン”でコーティングしたものがコチラ!

こちらの塗装方法では、クラックやシワなどの不具合は起きず、
無事に綺麗に塗装することが出来ました!

 

●蛍光塗料とアクリルガッシュの比較

左:蛍光塗料 右:アクリルガッシュ

緑色で仕上がりの発色を比較してみました。
1円玉の上に乗っている真ん中のウキは蛍光塗料、
右のスライムがアクリルガッシュで塗ったものです。
発色は蛍光塗料の方が断然良いです。

ただ、作業性はアクリルガッシュのほうが良いです。
乾燥が速いし、擦れば落とせるし、細かい模様も描きやすいです。

ボディ全体を着色するのは蛍光塗料、
細かい柄はアクリルガッシュ
の使い分けが良いと思います。

 

●硬質発泡材を買ってみた

私はルアーづくりの流れを汲んでウキづくりをしていたので、
これまでバルサ材しか使ったことがありませんでした。

私の場合は、精度の良い浮きというよりも
味のある個性的な浮きを作りたい!と思っているので、
個体差のあるバルサ材の方が逆に適していると思っているのですが、
販売する以上は発泡材も試しておこうと思い、
はじめて購入してみました。

で、試しに削ってみた結果、
やっぱり私にはバルサの方が合っていました。

左:硬質発泡材 右:バルサ

硬質発泡剤は想像以上に硬く、
慣れていないせいもあってか、削るのが難しいです。
※右のバルサと同じ形状を硬質発泡材で削ろうとしましたが挫折しました。

とはいえ、大量に買ってしまったので、
なんとか使いこなせるようにもう少し練習をしてみようと思います。