面取れソフビ風”変身ウキ”を作る!
今回は、
面取れソフビから着想を得た
“変身ウキ”なるものを製作してみました!
<コンセプト>
・見た目がユニーク
・大小2種類の仕掛けを背負うことが出来る
お面を被っていない状態は普通のタナゴ浮きで、
お面を被るとヘラ浮きに大変身!
というイメージです。
<製作過程>
・ボディ&お面の加工
ボディには、いつも通り6mm径のバルサ棒材を使います。
お面の方は、15mmの太いバルサ棒材を新たに購入しました。
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まずは、ボディを作ります。
いつも通りバルサ棒材の中心にステンレス棒を刺して、
ミニ旋盤で回してボディを削り出しました。
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さらに今回は、
ルーターを駆使して顔も造形しました。
よりソフビ人形感が増すはず。
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お面も同様に製作。
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お面の中をくり抜くのは、ある程度コーティングをして
強度を増してから加工します。
・下地コーティング
下地のコーティングには、
いつものセルロースセメントを使用します。
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ドブ漬けする毎に1日以上しっかり乾燥させて、
ツルツルになるまで7〜10回くらい繰り返します。
・お面のくり抜き加工
3回コーティングしたところで、
お面の中をルータでくり抜きました。
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3回コーティングしたことで強度が増しているので、
割れや欠けも無く、綺麗に加工が出来ました。
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ここからドブ漬けする分の塗膜厚みを考慮して、
多少大きめに穴を開けておきます。
・塗装
塗料は主にアクリルガッシュとリキテックスを使用しました。(画像参照)
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お面のカラーパールミントが良い感じ♪
目の赤がパキッと映えますね。
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アクリルガッシュで着色した後も、
丸一日しっかりと乾燥させています。
そして、再度セルロースセメントにドブ漬けしてコーティングするのですが、
極僅かに色が流れるところがあったりするので、
多少修正を加えたりしています。
・ボディの仕上げ
面取れ変身ウキのベースは、その特性を活かすため
仕掛け交換が容易なパイプトップ棒浮き仕様にしました。
中通し仕様だと都度ウキドメを付け直さないといけませんからね。
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そしてボディにはステンレス棒で作った手と足を取り付けました。
さすがに可動式には出来ませんでした。
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お面にもステンレス棒で作った触覚を取り付けました。
・トップコーティング
トップコートはいつものスーパーウレロンでコーティング。
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ウレタンの塗膜が厚めなので、トップコーティングは1回だけ。
やりすぎるとお面が被れなくなっちゃいますからね。
・反省点
ゴムリングでお面を固定するようにしたのですが、
お面がクルクル回ってしまうし、見栄えもイマイチ。
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お面の内側に彫り込みを入れて、内側にゴムリングを貼り付けた方が良かったかも。
でもそうなると、お面内の空気を抜くための穴が別に必要になるし…。
難しいところですね…。
あと、もう1点。
ウレタンコーティングが厚くて、鼻頭が少しだけお面と干渉してしまいます…。
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使い込んでくうちに鼻が低くなってしまいそうです…。
というか、
手間が掛かりすぎてもはや水には浸けたくないです。
クラックでも入ろうものなら泣いちゃう…。
というくらい思い入れの強い、
大変お気に入りのウキになりました♪
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